
「こんにちはお元気ですか 日本共産党です」No.98(2020年4月)
「こんにちはお元気ですか 日本共産党です」No.96(2019年10月)
「こんにちはお元気ですか 日本共産党です」No.95(2019年7月)
「こんにちはお元気ですか 日本共産党です」No.94(2019年4月)
「おたまじゃくし」第69号(2019年3月9日)
「ひまわり」第87号(2019年2月)
「ひまわり」第86号(2019年1月)
「ひまわり」第85号(2018年12月)
「おたまじゃくし」第67号(2018年11月24日)
「こんにちはお元気ですか 日本共産党です」No.92(2018年10月)
「おたまじゃくし」第66号(2018年9月30日)
「こんにちはお元気ですか 日本共産党です」No.91(2018年7月)
「おたまじゃくし」第65号(2018年7月7日)
命と健康を大切に暮らす
キューバは革命後、ソ連に依存しソ連崩壊後、支援物資が途絶え経済危機を乗り越えるため自営業の一部認可や農産物の市場の自由化などをすすめましたが、GDPは、年・一人当たり7,815ドル、86位で決して豊かとはいえない小さな国ですが、予防医学に力を入れ1000人当たりの医師数は、日本の3倍です。医療体制は、地域のファミリードクター(家庭医)が一つあり、1階が診察室、2階は住宅となっています。そこで対応できない患者は、総合診療所、次に総合病院、最終的には専門病院と4段階で行われています。
訪問したファミリードクターは女医と看護師一人で、地域の住民とともに暮らし、大きな病気にならないための予防の知識も教えます。日本では、医師の給料は高いがとの質問に「収入は少ないですが、愛をもって仕事をしています」とそれは明るい笑顔で答えていたのがとても印象に残っています。
総合診療所は、地域のファミリードクターと連携して25000人をカバーし、救急医療、検査、処置室を備え医師が常駐しています。訪問した2か所の診察室は、どこも日本で見るような先端医療機器はありませんが、治療費は無料です。


次に、国営の高齢者ホームを尋ねました。80~90歳くらいの高齢者が、朝8時から午後5時頃まで、体操やゲーム、趣味などで過ごします。どうしてもと言って男性高齢者のひとりは、「日本は原爆を落とされたが、頑張って国を建て直し、素晴らしい」と私たちを歓迎してくれました。私たちも「故郷」「幸せなら手を叩こう」を歌い答えました。
日本と同じように高齢化進む中、高齢者施設が必要とされ、家族に依存するところもあるようですが、キューバには「持っているものを分かち合う」理念があり、余ったから人にあげるのではなく、貧しくても同じように貧しい国々のためお金を使うと言います。
まだまだ食料品や衣類など十分とは言えませんが、何よりも命を大切に、健康で生きることを基本の権利として、音楽と踊りを楽しみ、明るくたくましく、いきいきと暮らしていました。

「こんにちはお元気ですか 日本共産党です」No.90(2018年4月)
「おたまじゃくし」第64号(2018年4月21日)
「ひまわり」第77号(2018年4月)